声のかすれの原因や治療について

声が出るしくみ

どのようにして普段声が出ているのか声が出るしくみについて説明します。 普段、声を出すときは、咽頭にある「声帯」という部分を使っています。 その声帯は、左右対になっているもので、息を吸うと逆V字形に開き、空気を取り入れます。 発声をするときは、左右対になっている声帯は閉じています。 声そのものは、肺から吐き出される息が、左右閉じた声帯の隙間を通り抜けることで、声帯に振動が起こり、声を作っています。 その際に、左右の声帯の振動は、とても速く、通常の会話では、男性の場合1秒間100回程度、女性の場合1秒間250回程度振動しているとされています。 ですから、声を出すことで声帯にはとても負担がかかっています。 大きな声を継続して出したりすると、より声帯にダメージを与える結果となります。 さらに症状がひどくなると、声帯に炎症を起こしてしまうこともあります。 声帯が炎症すると、声が出しづらかったり、声がかすれることもあります。 ...

声のかすれの原因

声帯は、弦楽器に例えると弦の部分になります。 弦に異物が触れていると振動しないため、うまく音が鳴りません。 ですから、声帯にポリープなどの異物があると振動がうまくできずに声のかすれが起きたり、声が出づらいなどの症状が起こります。 声帯にできるポリープは、総称で「のどのポリープ」とも言えますが、次の3種類の分けることができます。 ●声帯ポリープ 声帯にある毛細血管が内出血になり、こぶの様に腫れる状態です。 大きな声を出したり、急に声帯へ大きく負担がかかったことで起こる症状です。 以前は、男性に多いとされてきた症状ですが、現在の男女比はあまりないようです。 ●声帯結節 声帯を使いすぎたことで、「ペンだこ」のようなしこりが、声帯の一部にできる症状です。 女性や学童期の子供、歌手などに多く見られる症状です。 ●ポリープ様声帯 声帯の全体にむくみが起きたり、腫れたような症状になります。 この症状は、ヘビースモーカーに多くみられ、喫煙と関係があるとされています。 他には、加齢による声帯委縮、咽頭がん、嚢胞などが声のかすれの原因になっていることもあります。 ...

声帯ポリープの検査

声が出しづらい、声のかすれなど気になる症状があるために、医療機関を受診すると、「問診」から始まります。 患者さんから聞いたことから医師は分析していきます。 問診の際には、「職業」「喫煙歴」「日頃出している声の大きさ」なども患者さんか聞き取りをして、声帯にかかる負担などを考えます。 声帯に異常があるかもしれないと疑いがあるときは、「咽頭内視鏡」を使って検査を行います。 この検査では、細い内視鏡を鼻や口から挿入して、声帯や咽頭の状態を調べていきます。 声帯の動きは、とても速いため、一般的な光源では小さな病変を見つけることは難しいです。 そのようなときは、「ストロボスコープ」を用いて、とても速く動いている声帯をスローモーションで見ることができます。 このストロボスコープを用いた検査では、小さな病変も見つけやすいので、がんなどの疑いがある場合や、手術をするかどうかなど、判断が難しいときにはおすすめの検査方法です。 ...

声帯ポリープの治療法

声帯ポリープの治療法には、次のような方法があります。 ◆保存療法 ●沈黙療法・・・声を出すことを避けて、声帯を休ませて、回復させます。 ●薬物療法・・・ステロイド薬や消炎鎮痛薬を吸入することで、炎症を抑えます。 ●音声療法・・・声の出し方を言語聴覚士より指導してもらい、声の出し方を矯正したりして、のどに負担をかけない発声方法を身につけます。 ただし、このような保存療法は、2ヵ月から3ヵ月は継続して治療することが必要です。 また、完治しないこともあるので、仕事の関係で早急に治したい場合は、手術を受けることをおすすめします。 ◆手術 全身麻酔をして、手術用の内視鏡を鼻やのどから挿入します。 中の状態を顕微鏡で拡大した画像を医師が見ながらポリープを切除します。 この方法は「咽頭顕微鏡下手術」です。 手術にかかる時間は、数分から1時間くらいで、入院は2日から3日程度です。 手術後は1週間ほど声を出さないようにします。 3週間から4週間経てば、歌手の人でも仕事復帰することが可能です。 ...

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